Loading...
京都市伏見区の左官工事、外構工事、エクステリア工事は 江口工業へ

京都市伏見区・滋賀県・大阪府 | 左官工事 | 外構工事 | エクステリア工事 | 職人直営の左官業者江口工業

京都市伏見区の左官工事、外構工事、エクステリア工事は 江口工業へ

MENU

コンクリートが割れる理由は?ひび割れの原因と放置するリスクを解説

COLUMN

コラムColumn

左官工事は、普段の生活でなかなかなじみのないものかもしれません。こちらのページでは左官にまつわる様々な豆知識をご紹介いたします。

コンクリートが割れる理由は?ひび割れの原因と放置するリスクを解説

2026/07/20

駐車場や玄関アプローチ、基礎、外壁などに使用されているコンクリートは、非常に硬く丈夫な建築材料です。しかし、長期間使用していると、表面に細い線のようなひび割れが入ったり、大きく割れて段差ができたりすることがあります。

「コンクリートは硬いのに、なぜ割れるのだろう」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

コンクリートは圧縮される力には強い一方で、引っ張られる力や曲げられる力には比較的弱いという性質があります。そのため、乾燥や温度変化、地盤の動き、施工状態などの影響を受けると、内部に力が加わってひび割れが発生します。

ひび割れのすべてが危険というわけではありませんが、状態によっては内部へ雨水が入り、鉄筋の腐食やコンクリートの剥離につながる可能性があります。

今回は、コンクリートが割れる主な理由や、ひび割れを放置するリスク、補修を検討する目安について詳しく解説します。

コンクリートは圧縮には強く引っ張りには弱い

コンクリートは、セメント、水、砂、砂利などを混ぜてつくられます。固まると非常に高い強度を持ち、建物の基礎や柱、道路、駐車場など幅広い場所に使用されます。

特に上から押される圧縮の力には強く、重い建物を支えることができます。

一方で、横方向から引っ張られたり、下から持ち上げられたりする力には弱い性質があります。その弱点を補うため、建物の基礎や床などには鉄筋を入れた鉄筋コンクリートが採用されています。

しかし、鉄筋が入っていても、コンクリート自体の伸び縮みや地盤の動きを完全に防ぐことはできません。そのため、さまざまな原因によって表面や内部にひび割れが生じることがあります。

乾燥による収縮

コンクリートが割れる代表的な原因が、乾燥収縮です。

打設したばかりのコンクリートには多くの水分が含まれています。固まっていく過程で水分が蒸発すると、コンクリートの体積が少しずつ小さくなります。

しかし、コンクリート全体が均等に縮むとは限りません。地面や周囲の構造物によって一部の動きが抑えられると、内部に引っ張る力が発生し、その力に耐えられなくなった部分にひび割れが入ります。

乾燥収縮によるひび割れは、細い線状のものが多く、壁や床の広い範囲に発生することがあります。

幅の小さいひび割れであれば、すぐに構造上の問題につながるとは限りません。ただし、屋外や雨水がかかる場所では、細いひび割れからでも水が入り込むため、経過を確認することが大切です。

急激な温度変化

コンクリートは、気温によってわずかに膨張したり収縮したりします。

夏場の強い日差しを受けると表面温度が上昇し、コンクリートは膨張します。反対に、冬場や夜間に温度が下がると収縮します。

この膨張と収縮が繰り返されることで、コンクリート内部に負担が蓄積し、ひび割れが発生する場合があります。

特に面積の広い駐車場や土間コンクリートでは、温度変化による動きを逃がすために、一定の間隔で目地を設けます。

目地には、コンクリートが伸び縮みした際に発生する力を分散させる役割があります。目地の位置や間隔が適切でなかったり、目地自体が設けられていなかったりすると、意図しない場所にひび割れが入る可能性があります。

地盤沈下や地面の動き

コンクリートの下にある地盤が沈んだり、動いたりすることも、ひび割れの大きな原因です。

駐車場や玄関アプローチなどの土間コンクリートを施工する際は、コンクリートの下に砕石を敷き、十分に転圧して地面を固めます。

しかし、地盤の締め固めが不足していると、完成後に土や砕石が沈み、コンクリートの一部だけが下がることがあります。コンクリートの下に空洞ができると、車両や人の重さによって曲げる力が加わり、ひび割れや陥没につながります。

また、大雨によって土が流れたり、配管周辺の埋め戻し部分が沈んだりするケースもあります。

ひび割れと同時に段差や傾きが生じている場合は、表面だけではなく、下地や地盤に問題がある可能性があります。

コンクリートの厚みや鉄筋が不足している

施工場所に対してコンクリートの厚みが不足している場合も、割れやすくなります。

人だけが歩く通路と、車が乗り入れる駐車場では、必要なコンクリートの厚みや補強方法が異なります。

車両が乗る場所に薄いコンクリートを施工すると、繰り返し荷重がかかることでひび割れが発生する可能性があります。

また、ワイヤーメッシュや鉄筋が適切に配置されていない場合も注意が必要です。補強材が地面に直接置かれ、コンクリート内部の適切な位置に入っていなければ、十分な補強効果を得られません。

鉄筋やワイヤーメッシュは、ひび割れを完全になくすものではありませんが、ひび割れが大きく開いたり、コンクリートが分離したりすることを抑える役割があります。

コンクリートを流し込んだ後の養生不足

コンクリートは、流し込んだ直後に完成するわけではありません。時間をかけてセメントと水が反応し、徐々に強度が高くなっていきます。

この硬化期間中に、表面が急激に乾燥すると、十分に強度が出る前にひび割れが発生することがあります。

特に夏場や風の強い日は、表面の水分が急速に失われやすいため注意が必要です。

コンクリートを施工した後は、シートで覆ったり、散水したりして、適切な水分を保つ養生を行います。養生期間が短かったり、乾燥対策が不十分だったりすると、表面に細かなひび割れが生じる原因になります。

また、十分に硬化する前に人が歩いたり、車を乗り入れたりすると、変形や割れにつながる可能性があります。

材料の配合や施工方法に問題がある

コンクリートは、水を多く加えるほど柔らかくなり、施工しやすくなります。しかし、水分が多すぎると、乾燥した際の収縮が大きくなり、強度も低下します。

施工性を優先して必要以上に水を加えると、ひび割れや表面劣化が起こりやすくなるため、適切な配合管理が必要です。

また、コンクリートを流し込んだ際に内部の空気を十分に抜いていないと、空洞が残ることがあります。空洞が多い部分は強度が低くなり、欠けや剥離が発生しやすくなります。

コンクリートの品質を保つためには、材料の配合だけでなく、打設、締め固め、表面仕上げ、養生までのすべての工程を適切に行う必要があります。

鉄筋のさびによるひび割れ

鉄筋コンクリートの内部にある鉄筋は、通常はコンクリートによって保護されています。

しかし、ひび割れから雨水や空気が入り込むと、内部の鉄筋がさびることがあります。鉄筋はさびると体積が膨張し、内側からコンクリートを押し出します。

その結果、鉄筋に沿ってひび割れが発生したり、表面のコンクリートが浮いたり、剥がれ落ちたりすることがあります。

ひび割れ部分から茶色い水が出ている場合や、コンクリートの一部が浮いている場合は、鉄筋の腐食が進んでいる可能性があります。

鉄筋のさびを放置すると、補強材としての性能が低下するため、早めの調査と補修が必要です。

凍結と融解の繰り返し

寒冷地や冬場に気温が低下する地域では、コンクリート内部に入り込んだ水分が凍結することで割れが発生する場合があります。

水は凍ると体積が増えるため、コンクリート内部から外側へ押し広げる力が加わります。その後、気温が上がると氷が溶け、再び水になります。

この凍結と融解を何度も繰り返すと、表面がぼろぼろになったり、小さな欠けが広がったりすることがあります。

ひび割れや施工不良によって水が入り込みやすい状態になっていると、凍害が進行しやすくなります。

小さなひび割れなら放置してもよい?

コンクリートのひび割れには、すぐに補修が必要なものと、経過観察が可能なものがあります。

髪の毛のように細いひび割れは、一般的にヘアークラックと呼ばれます。表面だけに発生している場合は、建物の強度に大きな影響を与えないケースもあります。

ただし、ひび割れの幅が徐々に広がっている場合や、段差を伴っている場合、同じ場所に何度も発生する場合は注意が必要です。

また、基礎や柱など建物を支える重要な部分にひび割れがある場合は、幅が小さくても専門業者に確認してもらうことをおすすめします。

見た目だけで原因や深さを判断することは難しいため、不安がある場合は放置せずに調査を依頼しましょう。

コンクリートのひび割れを放置するリスク

ひび割れを放置すると、隙間から雨水や汚れが入り込みます。

水分が内部に浸透すると、鉄筋の腐食や凍害、コンクリートの剥離につながる可能性があります。また、雑草が生えたり、ひび割れが広がって段差になったりすることもあります。

駐車場や通路では、段差によって人がつまずいたり、自転車や台車が通りにくくなったりする危険もあります。

小さなひび割れであれば、専用の補修材を注入したり、表面を埋めたりすることで対応できる場合があります。しかし、劣化が進むと、部分的な撤去やコンクリートの打ち直しが必要になることもあります。

補修範囲が広がるほど費用も高くなるため、早めの点検が重要です。

まとめ

コンクリートが割れる原因には、乾燥収縮、温度変化、地盤沈下、厚みや鉄筋の不足、養生不足、鉄筋の腐食などがあります。

コンクリートは丈夫な材料ですが、まったくひび割れないわけではありません。重要なのは、ひび割れの原因や状態を確認し、必要に応じて適切な補修を行うことです。

特に、ひび割れが広がっている、段差がある、内部からさびが出ている、コンクリートが浮いているといった症状がある場合は、早めに専門業者へ相談しましょう。

定期的にコンクリートの状態を確認し、小さな劣化の段階で補修することで、安全性を保ちながら長く使用することができます。

同じカテゴリの記事

無料問い合わせ・見積はこちら

TOP