珪藻土壁のお手入れ方法について
2024/08/29
壁材は素材によってお手入れの方法が異なり、適切な方法で掃除しないと、汚れが残ったり、逆に広がってしまうことがあります。今回は、特に珪藻土壁のお掃除方法について詳しくご紹介します。
珪藻土壁とは?
珪藻土は、太古の藻が化石化した鉱物を使用した壁材で、耐火性、吸水性、吸着性、消臭性、調湿性など、多くの優れた機能を持つ天然素材です。
そのため、非常に人気のある素材ですが、他の壁材に比べてホコリが付きやすいという特徴があります。また、ペンやコーヒーなどの汚れがつくと、除去が難しくなる場合もあります。
珪藻土壁の普段のお掃除方法
普段のお掃除は、ホコリを取り除く程度で十分です。具体的な手順を見てみましょう。
準備する道具
掃除機、ハタキ、または柄の長いホウキを用意します。天井や壁の隅はホコリが溜まりやすいですが、柄の長いホウキやハタキを使うと、踏み台を使用せずに掃除ができます。
ホウキは、棕櫚(シュロ)などの柔らかい素材を使用したものが、壁を傷つけにくいのでおすすめです。
普段の掃除方法
掃除機を使用して、壁に付いたホコリを直接吸い取ります。「壁に掃除機を?」と思うかもしれませんが、掃除機はホコリが舞わず、効率的に掃除ができます。床用のノズルを使い、壁全体を掃除しましょう。吸引力は弱くてもホコリは取れます。
ハタキを使う場合は、壁を軽く叩くようにしてホコリを払い落とします。この方法は手軽ですが、ホコリが舞いやすいので、必ず換気をしながら行いましょう。
壁の隅(壁と壁、壁と天井の接合部)は特にホコリが溜まりやすい場所です。こういった場所は、柄の長いホウキでホコリを払い落とすのが効果的です。
手垢が気になる場合は、消しゴムを使って落とすこともできますが、消しゴムは鉛筆汚れなどがついていない面を使用するようにしましょう。
念入りなお掃除
スイッチ周りの手垢や、鉛筆の跡、コーヒーやお茶のシミ、油はねのシミなど、普段の掃除では取りきれない汚れが気になることがあります。
こうした汚れには、消しゴムやサンドペーパーを使って対処します。水や洗剤を使う場合は、汚れの種類や場所に応じて慎重に使い分けましょう。
念入り掃除に準備する道具
消しゴム、サンドペーパー、中性洗剤、塩素系漂白剤、きれいな布を準備します。
念入り掃除の方法
まず、消しゴムやサンドペーパーで汚れを試しに落としてみます。それでも落ちない場合は、中性洗剤を試し、さらに落ちない場合は塩素系漂白剤を使用します。
- スイッチ周りの手垢
消しゴムやサンドペーパーで優しくこすって汚れを落とします。強くこすりすぎると色ムラができる可能性があるため、遠目から見て汚れが目立たなくなる程度にとどめましょう。 - 鉛筆の跡
鉛筆の跡は消しゴムで軽くこすって消します。強く当たっている場合は、サンドペーパーで平らにすることもできますが、やりすぎに注意しましょう。 - ペンの跡
ペンの跡はサンドペーパーでこすり落とします。インクが深く染み込んでいる場合、多少残ることもあります。この時、水拭きや洗剤拭きはお勧めできません。かえって汚れが広がる可能性があります。 - しょうゆやソースのシミ
しょうゆやソースがついた場合は、できるだけ早く対応することが重要です。薄めた中性洗剤を布に染み込ませ、優しく拭き取ります。汚れが残る場合は、塩素系漂白剤を水で薄め、きれいな布で拭き取り、乾かしてから水を含ませた布で叩くようにして漂白剤を拭き取ります。 - コーヒーやお茶、ジュースのシミ
これらの汚れも早急な対応が必要です。中性洗剤は使用できないため、塩素系漂白剤を水で薄めて布で拭き取ります。乾かしてから水を含ませた布で叩くようにして漂白剤を拭き取ります。 - よく分からない汚れ
消しゴムやサンドペーパーで試してみます。ほとんどの汚れはこれで落ちますが、水を使う場合は汚れが広がる可能性があるため慎重に行いましょう。
珪藻土壁の掃除で気を付けたいポイント
珪藻土壁という天然素材には特有の特性があり、掃除の際にはその特性を理解しておくことが重要です。掃除後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、以下のポイントを知っておきましょう。
まず、珪藻土壁にはハンディモップは不向きです。珪藻土の細かい隙間に繊維が引っかかり、汚れの原因になる可能性があります。また、水拭きも避けるべきです。水が染み込むと汚れが広がるため、できるだけ水を使わない方法で掃除を行いましょう。
珪藻土壁は吸水性や調湿性に優れる反面、水や油も吸収しやすいため、コーヒーやお茶、油の汚れは見つけ次第、できるだけ早く対処することが重要です。時間が経つとシミが広がり、変質してしまうこともあります。
あまりに広範囲に汚れが広がっている場合は、壁全体の塗り替えを検討することも一つの手段です。部分的にきれいにすると、その部分だけが目立ってしまう可能性があるためです。
大きな汚れやひび割れが発生したときは業者に依頼
もし珪藻土壁に大きな汚れやひび割れができたり、破損した場合は、専門の業者に依頼して修理してもらうことをお勧めします。「大きな汚れ」とは、掃除で対処できない範囲のことを指しています。
無理に補修をするとより汚れが酷くなったりひび割れが大きくなってしまうので注意が必要です。
まとめ
今回は珪藻土壁のお手入れ方法についてご紹介しました。珪藻土壁は他の素材に比べてホコリが付きやすい特性がありますが、普段のお掃除は掃除機やハタキでホコリを落とす程度で十分です。
スイッチ周りの手垢は消しゴムやサンドペーパーで落とせますが、ペンやコーヒーなどの汚れは壁に染み込む前に早めに対処することが大切です。
お家に珪藻土壁がある方はお掃除の参考にしてみてください。