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壁紙の上から塗り壁はできる?

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左官工事は、普段の生活でなかなかなじみのないものかもしれません。こちらのページでは左官にまつわる様々な豆知識をご紹介いたします。

壁紙の上から塗り壁はできる?

2024/05/28

近年、自然素材を使った家づくりが広く認知され、多くの建物に取り入れられています。
その中でよく聞く無垢のフローリングと同じぐらい定番になってきているのは珪藻土や漆喰を使った塗り壁です。

珪藻土や漆喰は、その調湿機能と特徴的な仕上がりで広い世代に人気があります。
このため、新築の注文住宅だけでなく、中古のマンションや戸建て住宅のリノベーションにおいても塗り壁を選ぶ人が増えています。

リフォームの際、既存の壁を剥がすと一般的には考えられますが、リフォーム時には元々の壁紙を剥がさずにそのままにしておくほうが良い場合もあることをご存知でしょうか。
状態によっては既存のクロスの上から珪藻土や漆喰を塗って塗り壁にすることができます。

先に結論を記載します。

・ビニールクロスは状態が良ければ、そのまま塗り壁にできます
・紙クロスや布クロスは、壁紙を剥がす必要があります
・もともと塗り壁や土壁であれば、下地の処理が必要です

この記事では壁紙の上に漆喰や珪藻土の塗り壁をどのような場合に施工できるかご紹介します。

状態が良ければビニールクロスの上から漆喰や珪藻土を塗ることができる

自宅の壁にどの素材が使用されているかご存知でしょうか?
ご自身で特別な依頼をして家を建てていない限り壁の素材については意外と知らないことが多いのではないでしょうか。

実は、現代の住宅ではビニールクロスの使用率が約90%を占めており、30年前からビニールクロスは一般的な建材とされています。
家の築年数や前の住人の好みによって異なるかもしれませんが、特に古民家でなければ、築20年程度の住宅の壁は大抵ビニールクロスでしょう。

ビニールクロスかどうかを識別する方法は、紙製の場合は触った感じの質感で、布製の場合は織り目で判断できます。これら以外の材質であれば、ほぼビニールクロスであると言えるでしょう。

布クロス紙クロスは剥がす必要がある

布クロスや紙クロスの壁は、漆喰や珪藻土の塗り壁を施す前に剥がす必要があります。
これは、漆喰や珪藻土を塗る際に多量の水を使用するため、紙や布が水分を吸収してしまい、壁を安定させるのが難しくなるためです。
一方、ビニールクロスの場合は、大きな損傷や剥がれがなければ、水分を吸収しないため剥がす必要がありません。
ビニールクロスはそのままでも下地処理を行った後に、漆喰や珪藻土を直接塗布することが可能です。

ビニールクロスでも剥がさないといけない場合

ビニールクロスの上に漆喰や珪藻土の塗り壁を施すことは可能ですが、そのクロスの状態によっては困難な場合があります。
クロスが大きな破れや剥がれがなく、シミやカビなどの目立つ汚れが存在しない場合、多くのビニールクロスの上に漆喰や珪藻土を塗ることができます。

しかし、ビニールクロスが剥がれたり、剥がれたりしている場合、漆喰や珪藻土を直接塗ったとしても、その下のクロスと一緒に塗り壁が剥がれ落ちるリスクがあります。また、汚れがひどい場合は、アク(不純物が化学反応を起こして出る物質)が出ることで塗り壁の仕上がりに悪影響を及ぼす可能性があります。

このような状態では、塗り壁の施工前に適切な下地処理が必要になります。

少しの破れならそのまま施工が可能

たとえビニールクロスに大きな破れがなくても、時間が経過するとクロスのジョイント部分がめくれ上がることが一般的です。また、場所によっては小さな破れが生じていることもあります。

小さな破れやめくれた部分が数センチ程度であれば、全てのビニールクロスを剥がす必要はありません。このような破れやめくれは、接着剤で固定しさらに建築用のホッチキスである「タッカー」を使ってしっかりと固定することができます。
また、ジョイント部分が少し剥がれている場合は、メッシュテープを貼りその上からタッカーで留める方法も有効です。

しかし、これらの修正を施したとしても壁紙の上から漆喰や珪藻土を塗る際には、ほとんどの場合下地処理が必要です。それでもビニールクロスを全面的に剥がす作業に比べれば、下地処理の方がはるかにコストが下がります

ビニールクロスの上から漆喰や珪藻土を施工することには以下のようなメリットがあります:

・コストを抑えることができる
・塗装時のニオイを抑える
・室内の気密性が向上する

これらの利点は、リノベーションやリフォームを考える際に重要な考慮点となります。
クロスの上から塗り壁をするメリットとは
ビニールクロスの上から直接塗り壁を施す方法にはいくつかの顕著なメリットがあります。

 メリット① コストを抑える

既存のクロスを剥がす作業には手間賃が発生し、剥がれたクロスの処理にも費用がかかります。また、クロスが剥がれても薄い裏紙が壁に残ることがあり、これが仕上がりに悪影響を与えるため、余分な裏紙をカットして下塗りを施し、裏紙が安定するまでこの工程を繰り返す必要があります。この部分の手間と時間も追加のコストになります。

メリット② ニオイを抑える

ビニールクロスは調湿性や透湿性がないため、壁の下地や接着剤のニオイを封じ込める効果があります。クロスを剥がすと、これまで封じ込められていたニオイが室内に漏れ出し、お部屋の空気を悪化させることがあります。クロスをそのままにしておくことで、これらの不快なニオイを抑えることが可能です。

メリット③ 気密性が上がる

木造住宅など気密性が不十分な建物では、ビニールクロスが防湿層として機能します。特に寒い時期には、暖かい空気が冷たい部分に移動しようとするため、壁内での結露が発生しやすくなります。ビニールクロスがあることで、湿気が壁内に侵入するのを阻止し、結露による木材の損傷リスクを減らすことができます。

これらのメリットを踏まえると、ビニールクロスの上から直接塗り壁を施す方法は、多くの場合で費用効果が高く、室内環境を改善する上で有効な手段と言えます。

塗り替えはプロに頼むのがおすすめ

近年はDIYでできるようなキットの販売などもありますが、きれいな仕上がりを求める場合はプロに依頼するのがおすすめです。
江口工業では塗り壁の施工依頼も承っております。
お部屋に漆喰や珪藻土を取り入れたいとお考えの方は是非一度ご相談ください

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