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「珪藻土」ってなに?特長と気をつけたい点を紹介

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左官工事は、普段の生活でなかなかなじみのないものかもしれません。こちらのページでは左官にまつわる様々な豆知識をご紹介いたします。

「珪藻土」ってなに?特長と気をつけたい点を紹介

2023/02/28

珪藻土がどんな素材かご存じですか。
珪藻土の特徴と使用するにあたって気をつけたい点を紹介するので、珪藻土の仕上げを検討している方は

珪藻土とは?

珪藻土は、植物プランクトンの一種である珪藻の殻が、海底や川底に堆積し固まった土を原料にしてできた左官の材料です。日本は、海に囲まれ河川にも恵まれているので、珪藻土が豊富に採れます。
珪藻土は、細かい穴が無数に開いている多孔質な素材で、この無数の穴があることで空気中の水分を吸着、放出する機能をもち調湿性能に優れています。また多孔質な素材は空気層をつくることができるので耐火性や断熱性にも優れています。

しっくいとの違い

珪藻土と同じく左官工事に使う材料にしっくいがあります。しっくいは、消石灰やすさ、海藻のりを混ぜ合わせてつくられた材料で、古くからお城や壁の仕上げに使われています。
珪藻土は固めるために凝固剤が必要ですが、しっくいはそれ自体が固まる性質を持っていて、耐火性や耐久性、防水性にも優れているため外壁の仕上げとしても使われます。
珪藻土は吸水性が高いので、外壁の仕上げとしては不向きで、調湿性がしっくいよりも優れているので室内の壁を仕上げる材料として使われます。

珪藻土のメリット、デメリット

珪藻土のメリット、デメリットについて紹介します。珪藻土仕上げを検討している方は、メリット、デメリットを理解して採用するか判断するようにしてください。

メリット

室内の壁の仕上げとして珪藻土を使うメリットは以下のとおりです。

調湿性に優れる

珪藻土は多孔質素材なので、空気中の水分を吸着、放出する性質があります。この性質によって室内の湿度を調整する調湿性に優れているので、珪藻土で仕上げられた部屋は、室内環境を快適に保つことができます。結露やカビ、ダニ発生の抑止にもつながります。

脱臭、消臭効果がある

部屋の臭いの原因は、においの原因となる物質が空気中の水分に溶けて漂っていることが原因です。珪藻土の調湿性能が、においの原因になる空気中の水分量を調整してくれるので、そもそも嫌なにおいが発生しにくくなります。またアンモニアなどの水溶性の臭いであれば珪藻土が臭いを含んだ水分を吸着してくれるので消臭効果を発揮します。生ゴミや体臭、油による臭いなどの脂溶性の臭いは吸着しにくいので、消臭効果を発揮しません。

断熱性がある

多孔質な素材である珪藻土は、無数の穴に空気層ができるので断熱材としての効果を発揮します。空気は熱伝導率が小さく熱を伝えにくいので、空気層をつくることができる珪藻土は断熱性を発揮します。

耐火性がある

珪藻土の融点は1,250℃であるため耐火性が高くレンガの材料としても使われていました。
万が一火災が起きたときでも、火が燃え広がりにくいというメリットがあります。

デメリット

珪藻土で仕上げるデメリットは以下のようなことが考えられます。

コストがかかる

一般的な室内壁の仕上げ材であるビニルクロスと比べるとコストがかかります。施工する職人の技術によっても仕上がりに差が出るので業者選びには注意が必要です。

ひびが入る、ボロボロ落ちてくる

左官工事で仕上げる塗り壁全般にもいえることですが、地震や車の振動によってひび割れが発生するリスクがあります。珪藻土の調湿性を高めるために凝固剤を少なくすると固まりにくくなるためひび割れが発生しやすくなるということもあります。
補修することもできますが、色の違いが現れたり完全に直すためには塗り直しが必要になります。
また、擦り傷にも弱いので、強く擦るとボロボロと落ちてくるため、お手入れははたきなどで軽くなでるようにホコリを落とすようにしてください。

シミになりやすい

吸水性が高い素材であるがゆえにシミになりやすいのもデメリットです。手垢であれば消しゴムで表面をこすることで落とすことができますが、水拭きをすると汚れが水と一緒に吸着されてシミになってしまうので気をつけてください。

珪藻土で仕上げるとよい部屋は?

珪藻土で仕上げると良い部屋を紹介します。

トイレ、洗面所、ランドリールーム

珪藻土の消臭機能を活かすのであれば、トイレの壁を仕上げる材料として使うことをおすすめします。
また、洗面所や室内干しができるスペースがあるのであれば、調湿機能が活かせるので珪藻土で壁を仕上げることでカビの発生を抑えることができ、洗濯物が乾きやすくなります。

乳幼児がいるお部屋

珪藻土は有害物質を吸着する機能もあるので、乳幼児がいるご家庭の壁の仕上げ材としてもおすすめです。乳幼児期は、大人に比べて体に取り入れる空気量が多いので、空気中ある有害物質の影響を受けやすくアトピーや喘息などを発症する可能性があります。
珪藻土で仕上げることで原因となる物質の低減につながります。

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